2004年07月24日
[scald] 小次郎の大火傷(09):エリザベスカラー
猫はキレイ好きです。
自分で自分の身体を舐めて毛繕い(グルーミング)し、汚れを取り除きます。
そのせいか、猫の舌はザラザラしており、舐められると痛いです。
また、毛繕いは臭いも取り除きます。
こちらは、狩りで獲物に自分の存在を悟られないようにする為に消しているらしいですね。
実際、猫は犬ほど臭わないと思います。
しかし、怪我をしている猫にとって、毛繕いはやっかいな習性です。
ザラザラした舌は、患部を舐め壊してしまいます…。
小次郎も患部を舐め始めました。
頼みの綱は、小次郎の自然治癒力だと言うのに、これでは治りません。
ですから、患部を舐めないよう、首にエリザベスカラーを付ける事になりました。
変な名前ですが、名前の由来はきっと、エリザベス女王のドレスの襟(カラー)なのでしょうね。
当時の写真は無いですが、別の機会に撮った写真ならあります。
エリマキトカゲならぬエリマキ小次郎です。
患部が痛い上、こんなにでかくて重い物を付けられると、のそのそとしか歩けません。
さらに、ヒゲが触覚の役割を果たすハズなのに、それが出来ないものだから、あっちこっちにぶつかります。
普段が暴れん坊なだけに、余計に哀れでした。
実はこれ、2代目エリザベスカラーです。
1代目は黄色でカラーの口がもう少し開いていました。
初めは良かったのですが、しばらくすると小次郎は器用にも足とお腹の間にカラーを挟んで、患部を舐めちゃったのです。
それで、カラーを挟みにくいように、口が閉じている2代目にチェンジしました。
さて、次回は薬です。
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