2004年06月22日
[F1] 2004年第09戦アメリカGP決勝(完全版)
大波乱のレース展開でしたが、終わってみれば予選上位3台が順当に表彰台に上がりました。
スタート直前にモントーヤがスペアカーに乗り換えるアクシデント。
最終的には黒旗失格。
いくらルールとは言え、ここ2戦のモントーヤはかわいそう。
スタート後、2番手のシューマッハ兄が3番手の佐藤琢磨へ幅寄せ。
これまで大幅にポイントをリードしているのだから、何もそこまで寄せなくてもと思いますが、
それだけ琢磨のスタートダッシュを警戒している証拠なのでしょう。
と思ってたら、後方で多重クラッシュ!!
車が密集しているスタート直後は、常に多重クラッシュの危険が付きまとう。
予選下位ほど、その危険性が高い。
レース再開直後にシューマッハがバリチェロをパス。
あまりにも簡単に抜いていったけど、同じチームだからね。
3位走行中のアロンソがストレートエンドでタイヤバーストしてクラッシュ。
スピードが出ている場所だけにアロンソ自身も危なかったけど、直後を走っていた琢磨も危なかった。
あれを避けられるF1ドライバーは凄い。
と思ってたら、最終コーナーでラルフ・シューマッハがクラッシュ。
かなりのスピードで壁にぶつかったけど、後ろ向きだったのが不幸中の幸い。
足の骨折の心配はないしね。
本当に今日はクラッシュが多かった。
2回のセーフティカー導入でピットストップを行わなかったBAR勢は、ピットストップで順位を落とす。
しかし、今日の琢磨はここからが凄かった。
ウェバー、クルサード、フィジケラ、ハイドフェルドと次々に抜いて、パニス、トゥルーリも抜いた。
自力で6台抜きですよ。獅子奮迅の追い上げ。セナを思い出しました。
ここ最近、ピットストップで順位が入れ替わることが多かったF1で、これだけ追い抜きが見られたレースも珍しかった。
しかも、その主役を演じていたのが佐藤琢磨だって言うのが嬉しい。
マシンが圧倒的に速いのもあるけど、琢磨の思い切りも良い。
それから、追い越しした相手が、ちゃんとミラーを見る相手だったのが良かった。
後は無事にチェッカーまで辿り着くだけ。
琢磨3位。
自身初。日本人14年振り。
おめでとう。
もし、2回目のセーフティカー導入でピットインしていれば…。
しかし、これで表彰台と言う壁は突き破り、プレッシャーからも解放された。
予選形式の変わるイギリスGPあたりで大きな仕事をしてくれるカモね。
目指せ!!初優勝!!
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