2006年11月16日
[keiba] ディープインパクトの薬物検出事案に対するフランスギャロによる処分の決定について
10月1日に行われた凱旋門賞において3着となったディープインパクト(池江 泰郎きゅう舎)から、レース後の理化学検査においてイプラトロピウムが検出された件に関して、11月15日(水)日本時間午後7時からフランスギャロ審査委員会が開催され、11月16日(木)日本時間午後に処分が決定した旨の報告を受けましたのでお知らせいたします。
内 容
○ディープインパクトを失格とする
○池江泰郎調教師に対し、15,000ユーロ(約225万円)の制裁金を科する
なお、ディープインパクトはフランスギャロから出走に関する処分を受けておりませんので、今後日本国内においても出走できることとなります。
また、池江泰郎調教師は既にフランスギャロから制裁を受けておりますので、改めてJRAからの(二重の)制裁はいたしません。
ルール違反なので、ディープインパクトの失格も池江調教師の制裁金も仕方がないでしょう。
でも、あらかじめ失格になることは予想されていたので、それほど「大きな衝撃」ではありませんでした。
優勝出来なかった時点で3着も失格も同じですしね。
むしろ、こういう結果になるのであれば、優勝しなくて良かったとも言えるくらいです。
さて、調査報告書によれば、事件は「注意不足」と「認識不足」と「報告の怠り」が重なって起きたらしい。
まずは未知の薬をレース直前に初めて使用したこと。
元々ノドが弱いのであれば、日本から薬や治療器具を持って行くべきでした。
次にこぼれた薬をそのまま放置したこと。
馬が暴れ、吸入器が外れて、馬房床に薬がこぼれたのは仕方がないです。
ただ、認識不足ゆえに薬をそのまま放置してしまいました。
とは言え「24時間で体外に排出される薬が自然界に1週間も残存する」とは思わないのも無理ないですが…。
それか、馬房を借りている身なので、敷物を取り替えることを言い出しづらかったのかもしれません。
そして最後に現場にいた日本人獣医師と担当厩務員がこの件に関して池江調教師に報告しなかったこと。
これは責められても仕方がないですね。
きちんと報告していれば、調教師から何か指示があったかもしれませんし。
事後報告で責任を取らなければならない池江調教師がちょっとかわいそうに思えました。
今回の無念は、残りのレースを勝つことで晴らして欲しいですね。
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