見応えのあるレースでしたね。
ポールポジションからスタートしたミハエル・シューマッハが順調に後続との差を広げる。
これはシューマッハの楽勝か?と思いきや、1回目のタイヤ交換後はタイムが上がらない。
2位を走っていたアロンソがみるみる差を縮め、テールトゥノーズのバトル開始。
ただ、ポイントリーダーで2位でも良いアロンソは、そんなに無理をしません。
ガソリンの少ないシューマッハがピットインしたら、数周プッシュした後にピットインして抜く作戦でしょう。
それが抜けなくなったF1でのセオリー。
だったのですが、我慢し切れなくなったのか、アロンソは先にピットイン。
結果的にはこの作戦が失敗で、1周後にピットインしたシューマッハに前へ行かれてしまう。
それでも食い下がりましたが、残り4周で縁石に乗り過ぎてジエンド。
結局、シューマッハがポールトゥウイン。
限界説を吹き飛ばす勝利でした。
スーパーアグリの2台は共にリタイア。
井出は1周目でアルバースに突っ込んだから、リタイアもやむなし。
一方の佐藤琢磨は、シューマッハとアロンソがバトルを繰り広げている間にひっそりとリタイア。
解説陣もしばらくリタイアに気付かないし。
うーむ。
さて、次戦はヨーロッパGP。
凱旋帰国するシューマッハが連勝するでしょうか?
それともアロンソがストップをかけるのでしょうか?
そして、スーパーアグリの2台には何とか完走してもらいたいですね。