[keiba] 第31回エリザベス女王杯

まさかの結末でした。
シェルズレイが大逃げを打ち、縦長の展開。
1000m通過が57秒台のハイペース。
こうなると、スピードとスタミナを兼ね備えた本当に強い馬の出番。
1番人気のカワカミプリンセスは、道中は後方を追走。
直線で馬群中央を力強く抜け出し、後続に1馬身以上の差を付けて1位入線。
完勝かと思われましたが…。
まさかの1位降着。
直線抜け出す際、内側に大きく斜行し、ヤマニンシュクルの進路を妨害していました。
いろいろ不運が重なったと思いますよ。
左手前の馬が内に寄ってきたとか…。
右手前の逃げ馬が垂れてきたとか…。
ハイペースに馬自身が苦しがっていたとか…。
ですが、斜行して他馬の進路を妨害したのも事実。
残念ながら降着は免れないでしょう。
デビュー戦から無傷の6連勝とG1 3連勝は夢と消えました。
ちなみにG1での1位入線からの降着は、1991年天皇賞秋のメジロマックイーン以来15年ぶり。
どちらも1番人気でG1連勝中。
日本競馬史に残るレースとなりました。
でも、馬自体は強いので、これからも活躍してもらいたいですね。

[keiba] 第134回天皇賞(秋)

ディープインパクトの出走回避で混戦模様となった天皇賞。
新星誕生?女傑連覇?北の勇者?
いやいや、古豪復活でした。
優勝したのはダイワメジャー。
インティライミが逃げる中、2番手を追走。
残り300mで先頭に立つと、そのまま押し切りました。
G1勝ちは、2年半前の皐月賞以来。
前哨戦の毎日王冠からの連勝は、1994年のネーハイシーザー以来。
スウィフトカレントの横山典弘騎手は、またしても2着。
これから馬券は横山騎手の複勝を買うと良いかもしれません。
3着以下はアドマイヤムーン、コスモバルク、スイープトウショウ、ダンスインザムード。
どの馬にも勝つチャンスはあったと思いますが…。
さて、来週はG1はお休み。
次のG1は再来週のエリザベス女王杯。
果たして、スイープトウショウは中1週で出走してくるのでしょうか?

[keiba] 第67回菊花賞

2年連続3冠ならず。
武豊鞍乗のアドマイヤメインがサイレンススズカを思わせる大逃げ。
1000m通過が58秒台。
3冠潰しの暴走?かとも思いましたが、そうではありませんでした。
3着に逃げ粘っていますしね。
もっとも、武豊騎手がそんなことをするハズもないでしょうが…。
3冠のかかったメイショウサムソンは4着。
逃げたアドマイヤメインも捕らえられませんでした。
馬体重が前走より+6kgの518kgでしたし、身体が絞り切れていなかった気がします。
何となくですが、競り合いには強いが時計勝負に弱いイメージもありますね。
ドリームパスポートは、またしても勝ち切れずに2着。
弱い馬ではないとは思いますが…。
今後の活躍に期待です。
そして優勝したのはソングオブウインド。
道中は無理せず後方を追走し、直線でドリームパスポートと一緒に伸びてきて、最後はきっちり交わしました。
アドマイヤメインが飛ばしたこともあり、タイムは3分2秒7のレコード。
恥ずかしながら、勝つまで名前を知りませんでした。
ディープインパクトの引退後はこの馬が主役となるのでしょうか?
さて、次週は天皇賞。
薬物問題で揺れるディープインパクトは出走せず。
予定通りの行動だとは思いますが、強い馬が出走しないのは残念ですね。
果たして、鬼のいぬ間に優勝するのは、どの馬なのでしょうか?

[keiba] 第85回凱旋門賞

ディープインパクトが負けたぁ。
負けるとしたらレイルリンクだと思ってましたが、悪い予感が当たってしまいました。
ディープインパクトのスタートは絶好。
内枠を引いたこともあって、2番手を追走。
途中でシロッコと入れ替わって、3番手を追走。
直線を向いて、残り200mで一旦は先頭に立ちましたが…。
外からレイルリンクとプライドに交わされ3着でした。
勝ったレイルリンクは3歳牡馬。
斤量は56kgと59.5kgのディープインパクトより3.5kgも軽いです。
10月に行われる秋の天皇賞では、3歳牡馬が56kgで4歳以上の牡馬は58kgと2kg差。
それを考えれば、凱旋門賞の3.5kg差は恵まれています。
ただ、2着のプライドは6歳牝馬。
斤量は58kgとディープインパクトとは1.5kg差。
日本では牡馬と牝馬の斤量差は2kgあるだけに、こちらはディープにとって有利だったハズ。
なので、敗因を斤量差に求めるのは難しいですね…。
となると、斤量自体が不利に働いたかなぁ?
ディープインパクトは体重が軽いですから。
440kg台の馬にとっての59.5kgと500kg台の馬にとっての59.5kgでは、1kgの重みが違います。
日本のG1の58kgがギリギリの斤量なのかもしれません。
晴れたのは良かった。
頭数が減ったのは微妙。
包まれることはありませんでしたが、ペースが遅くなってしまいました。
今後、日本馬が凱旋門賞に勝つには、ディープインパクト級の実力で馬格のある馬であれば、あるいは…。
10年後か、20年後か…。
本当に残念でした。

[keiba] 第47回宝塚記念

次元が違いましたね。
ディープインパクトがいかに勝つかに注目が集まったレース。
ディープに恐れをなしてか、出走頭数は少なめの13頭。
ただ、本日の京都競馬場は雨。
ストライドの大きいディープインパクトにとっては、受ける不利が大きいかと思われましたが…。
スタートはディープにしてはまずまず。
道中も完全に折り合ってます。
もっとも、3200mの天皇賞でも折り合っていたのですから、2200mなら問題ない距離でしょう。
他馬は、馬場とディープの脚を考えてか、どんどん前へ行き、縦長の展開。
完全に前残り期待。
しかし、残り800m付近で武豊騎手が手綱を緩めたのを合図にディープが進撃開始。
あっと言う間に他馬を交わしていって、4コーナー付近では早くも先頭集団。
直線は少しでも馬場の良さそうな外に持ち出し、残り200mでバランスオブゲームを交わして4馬身差の圧勝!!
馬場も関係なかったですね。
さて、次は10月1日の凱旋門賞。
重馬場もこなした事で、深いヨーロッパの芝もこなしてくれることを期待してます。

[keiba] 第56回安田記念

1番人気が5.7倍の大混戦。
勝ったのは、香港からやってきたブリッシュラックでした。
直線残り200mで馬群を抜け出し先頭に立つと、そのままゴール。
アジアマイルチャレンジ2勝目で100万ドルのボーナスのおまけ付き。
日本馬では昨年優勝のアサクサデンエンが2着。
ドバイでの大敗が嫌われてか、人気を落としてましたが、日本では強かったです。
期待のダンスインザムードは、直線で行き場が無く、脚を余しての5着。
ヴィクトリアマイルでは上手く抜け出せましたが、今回は駄目でした。
ずば抜けて強い馬がいない短距離戦線。
果たして、秋競馬で新興勢力の台頭はあるのでしょうか?

[keiba] 第73回東京優駿(日本ダービー)

皐月賞上位2頭に青葉賞馬が割り込んだ形となりました。
アドマイヤメインが逃げる展開。
やや縦長の隊列ながら、稍重の馬場で1,000mを1分2秒では平均ペース?
有力馬の多くが後方から追走する中、勝ったメイショウサムソンは前の方を追走。
4コーナーを回る頃には先頭に並びかけ、直線逃げ粘るアドマイヤメインを交わしてゴール。
石橋騎手は、残り数十メートルでは流すような感じでした。
よほどメイショウサムソンの勝負根性に自信があったんでしょうね。
これでメイショウサムソン&石橋騎手は2冠。
菊花賞では3冠に挑む事になります。
派手なディープインパクトとは対照的に地味な馬。
ただ、同じオペラハウス産駒のテイエムオペラオーを彷彿させるところがあります。
並んだら抜かせないみたいな。
負けるとしたら、大外一気の強襲でしょう。
さて、次週は安田記念。
有力馬が多いですが、ヴィクトリアマイルを買ったダンスインザムードの勢いに注目です。

[keiba] 第67回優駿牝馬(オークス)

無敗のオークス馬誕生です。
レースはヤマニンファビュルが大逃げする展開。
1,000m通過が58秒台のハイペース。
これだけのハイペースになったら、後方を追走している馬の方が有利。
のハズなのですが…。
勝ったカワカミプリンセスは、後続集団の中では前の方を追走してました。
勝ちタイムの2.26.2は、エイシンサニー(1990)のオークスレコード2.26.1に次ぐ好タイム!!
ハイペースで先行し、直線早めに抜け出してレコードに近いタイムを出したのですから強い馬です。
無事ならば、秋競馬牝馬路線の主役に間違いないですね。
桜花賞上位組のアドマイヤキッス、キストゥヘヴンは届きませんでしたねー。
直線を向いたときの位置取りが、勝ち馬からそれぞれ1馬身、2馬身後方。
で結局その差を最後まで詰められませんでした。
勝ち馬と同じような伸び足では交わせないです。
それだけ、勝った馬が強かったと言うことでしょう。
桜花賞上位組と言えば、コイウタが競走中止。
幸いにも大事には至らなかったみたいで何よりです。
さて、来週はいよいよダービー。
3歳牡馬の頂点に立つのは、どの馬なのでしょうか?