[keiba] 第37回高松宮記念

混戦だったら、最後に勝負を分けるのは騎手の腕?
単勝1番人気は4.5倍でスズカフェニックス。
その鞍上は武豊騎手。
1番人気になったのは鞍上のせいでしょう。
でも、指示した人達は正しかった。
道中は中団を楽に追走。
3~4コーナーから徐々に進出し、直線残り200mで抜け出してからは突き抜けました。
重馬場でパワーのいる馬場だったのが、スズカフェニックスに有利に働いたのかもしれません。
1600m中心に使われてきた馬ですし、他の馬よりスタミナがあったと思われます。
この勝利をきっかけに、今後はスプリント・マイル路線を引っ張ってってもらいたいですね。

[keiba] jpn1桜花賞

「G」に代わるグレード表記が「jpn」になることが22日、分かった。国際セリ名簿基準委員会(ICSC)が定めた国際ランクで、日本は今年「パート1国」へ昇格。これに伴い国際レース以外の重賞で「G」を使用できなくなるため、今回の措置が取られた。「jpn」は「JAPAN」から3文字を取った名称。JRAは「『日本独自のもの』という意味を示すため」と話している。G1ではクラシック第1弾の桜花賞(4月8日)から「jpn1」になる。正式発表は今月28日に行われる。
 国際レースとは、外国馬が出走できる競走。「jpn」は外国馬が出走できないクラシック、そのトライアル、2歳戦などで使用される。今週の高松宮記念は国際レースであるため従来通り「G1」と表記。4月以降は皐月賞などが「jpn1」、セントライト記念などが「jpn2」、新潟2歳Sなどが「jpn3」と呼ばれることになる。
 今回の決定までは新表記の候補としてクラス(CLASS)の「C」や「J」が挙がったが、商標登録などの問題もあり「jpn」に落ち着いた。今後はJRAが発行するレーシングプログラムや映像で、国際レース以外の重賞にはすべて「jpn」が使用される。

「C」や「J」以外にもローマ字は余ってそうですけどねぇ…。
「jpn」なら「日本独自のもの」であることは大変分かりやすいでしょうが、長くなって言いづらい。
文字数が増えて、書くのも面倒くさい。
マスコミはともかく、大衆の間では「G」がそのまま使われるんじゃないでしょうか?

[keiba] 第24回フェブラリーステークス

あのカネヒキリに勝ったのは伊達じゃなかったと言うところでしょうか。
フェブラリーステークスはサンライズバッカスが優勝。
スタートで出遅れたものの、後方から良く伸びました。
ブルーコンコルドは追い込み届かず2着。
悲願の中央G1制覇はなりませんでした。
中央と言うより、左回りが苦手なのかもしれません。
さて、次のG1は1ヶ月後の高松宮記念。
しばらくはトライアルレースで次世代のスターホース探しですかね。

[keiba] 第51回有馬記念

ラストフライトも完璧でした。
ディープインパクトの国内唯一の敗戦が前年の有馬記念。
有馬記念以外でも、中山競馬場でのレースは楽に勝てていません。
皐月賞はスタートでつまづき、弥生賞はクビ差の勝利。
それゆえに中山のコースが不安視されましたが、全くの杞憂でしたね。
ディープインパクトにしては珍しくスタートでの出遅れは無し。
この瞬間、勝ったと思いました。
いつもなら1馬身出遅れるところで出遅れなかったのですから。
1馬身のアドバンテージをもらったも同然です。
道中は後方を楽に追走。
アドマイヤメインの大逃げにも慌てず騒がず。
そして残り600mぐらいからスパートすると、大外から他馬をごぼう抜き。
直線もムチを1発入れただけで、最後の100mぐらいは惰性でゴール。
それでいて、上がり3ハロンが33.8秒で後続に3馬身差を付けての圧勝だったのですから恐れ入りました。
これで、JRAのG1はシンボリルドルフ、テイエムオペラオーに並ぶ最多タイの7勝目。
4歳で偉大な先輩馬と肩を並べましたし、史上最強馬と言って良いんじゃないでしょうか?
現役続行すれば、まだまだG1勝ち星を重ねられる事は確実ですし。
それにしても、ディープインパクトは歴代名馬の長所を全て兼ね備えたような馬でした。
負けない安定感と言えば、三冠馬シンボリルドルフのよう。
最後方追走から他馬をごぼう抜きする走りと言えば、三冠馬ミスターシービーのよう。
直線で豪快に突き抜ける走りと言えば、三冠馬ナリタブライアンのよう。
アイドルホースと言えば、オグリキャップのよう。
これだけの馬は、もう当分出てこないでしょう。
次に出てくるのは10年後か?20年後か?
本当にディープインパクトと同じ時代を生きられて幸せでした。
最後に今まで良いレースを見せてくれて本当にありがとう。

[keiba] 第58回朝日杯フューチュリティステークス

最軽量のG1馬誕生です。
勝ったのはドリームジャーニー。
体重はたったの416kg。
ディープインパクトですら436kgですからねぇ。
レースでは、スタートで出遅れ。
道中は最後方から追走。
ただ、小柄なだけに、内で揉まれなくて良かったのカモ。
1番人気のオースミダイドウが逃げる展開になったのも良かったですね。
他の馬も釣られて前に行きますから。
4コーナーから徐々に前に進出し、直線では十数頭をごぼう抜き。
まるでディープインパクトを見ているようでした。
1番人気のオースミダイドウは3着。
逃げる展開になって、そのまま押し切るかと思いましたが、もうちょっとでした。
レース中に骨折していたらしい。
最後の直線で差し返そうとするあたり、根性はあると思うんですけどね。
早く怪我から復帰して、また良いレースを見せて欲しいものです。

[keiba] 第58回阪神ジュベナイルフィリーズ

外回りコースが新設され、リニューアルされた阪神競馬場。
記念レースを制したのはウオッカでした。
道中は1番人気アストンマーチャンのすぐ後ろにつけてマーク。
直線で一瞬前が壁になるも、上手く外へ持ち出してからは先頭でゴールを駆け抜けました。
来年の桜花賞の最有力候補誕生です。
アストンマーチャンは、直線で一旦は先頭に立ちましたが、最後は勝ち馬に交わされてしまいました。
でも、1400mまでしか走ったことがなくて距離に不安があったのに、それをこなしたのは大きいです。
引き続き、桜花賞でも有力候補になるでしょう。
さて、レースとは全然関係無いですが、馬主の谷水さんは何で馬名をウオッカにしたんでしょうね?
父親のタニノギムレットも馬主でしたし、娘をタニノウオッカにしてもおかしくないのに。
個人的には、日本的な冠名が無い方が好きです。
カタカナなら気にならないですが、英語表記にした時にカッコ悪いですし。
英単語の冠名なら良いですよ。
例えば「サンデー」とか。
ひょっとして、馬主さんは将来の海外遠征を意識してたりして。
海外レースに強い角居厩舎ですし。
海外遠征するほど強い馬になると良いですね。

[keiba] 第26回ジャパンカップ

飛びましたねー。
ジャパンカップは圧倒的一番人気のディープインパクトが勝ちました。
スタートは、いつものようにやや出遅れ気味。
どちらにしろ最後方を追走するので、影響は少なかったと思います。
皐月賞でつまづいたことを考えれば、普通に出たように見えるくらい。
ただ、後方から行く場合はレース展開が勝敗に大きく絡んできます。
逃げ馬らしい逃げ馬がいなかった今回は、コスモバルクが逃げてスローペース。
ディープには良くない展開。
しかも、1週前追い切りが折り合い面に不安を感じさせる内容。
しかし、最終追い切りを単走にしたのが功を奏したのか、道中は楽に追走してました。
そして、残り700mから徐々にペースを上げると、直線では他馬を寄せ付けませんでした。
着差は2馬身でも、スローペースと最後の100mぐらいは追ってなかったことを考えると完勝でしょう。
これでG1は6勝目。
「口取り式」で武豊騎手が5本、金子オーナーが1本と合計6本の指を立てていたのが印象的でした。
次走はいよいよラストランの有馬記念。
有終の美を飾って欲しいですね。

[keiba] 第23回マイルチャンピオンシップ

地の果てまで行っても抜かさないような走りでした。
勝ったのは1番人気のダイワメジャー。
連勝した2戦同様、道中は2番手追走。
直線早めに抜け出し、ダンスインザムードの追撃を抑え切りました。
抜かさないダイワメジャーの勝負根性は凄いですね。
ジャパンカップでディープインパクトとの対戦が見たかったなぁ。
オグリキャップなら連闘で向かうんでしょうけどね。
2着のダンスインザムードは、ダイワメジャーを交わす勢いだったのに、最後は脚色が同じになってしまいました。
これで対ダイワメジャー7連敗。
勝ったのは初対決の2004年天皇賞秋のみ。
生まれた時代が悪かった?
さて、来週はジャパンカップ。
やっぱり生まれた時代が悪かったとなるのでしょうか?

[keiba] ディープインパクトの薬物検出事案に対するフランスギャロによる処分の決定について

10月1日に行われた凱旋門賞において3着となったディープインパクト(池江 泰郎きゅう舎)から、レース後の理化学検査においてイプラトロピウムが検出された件に関して、11月15日(水)日本時間午後7時からフランスギャロ審査委員会が開催され、11月16日(木)日本時間午後に処分が決定した旨の報告を受けましたのでお知らせいたします。

内 容
○ディープインパクトを失格とする
○池江泰郎調教師に対し、15,000ユーロ(約225万円)の制裁金を科する

なお、ディープインパクトはフランスギャロから出走に関する処分を受けておりませんので、今後日本国内においても出走できることとなります。
また、池江泰郎調教師は既にフランスギャロから制裁を受けておりますので、改めてJRAからの(二重の)制裁はいたしません。

ルール違反なので、ディープインパクトの失格も池江調教師の制裁金も仕方がないでしょう。
でも、あらかじめ失格になることは予想されていたので、それほど「大きな衝撃」ではありませんでした。
優勝出来なかった時点で3着も失格も同じですしね。
むしろ、こういう結果になるのであれば、優勝しなくて良かったとも言えるくらいです。
さて、調査報告書によれば、事件は「注意不足」と「認識不足」と「報告の怠り」が重なって起きたらしい。
まずは未知の薬をレース直前に初めて使用したこと。
元々ノドが弱いのであれば、日本から薬や治療器具を持って行くべきでした。
次にこぼれた薬をそのまま放置したこと。
馬が暴れ、吸入器が外れて、馬房床に薬がこぼれたのは仕方がないです。
ただ、認識不足ゆえに薬をそのまま放置してしまいました。
とは言え「24時間で体外に排出される薬が自然界に1週間も残存する」とは思わないのも無理ないですが…。
それか、馬房を借りている身なので、敷物を取り替えることを言い出しづらかったのかもしれません。
そして最後に現場にいた日本人獣医師と担当厩務員がこの件に関して池江調教師に報告しなかったこと。
これは責められても仕方がないですね。
きちんと報告していれば、調教師から何か指示があったかもしれませんし。
事後報告で責任を取らなければならない池江調教師がちょっとかわいそうに思えました。
今回の無念は、残りのレースを勝つことで晴らして欲しいですね。