[F1] 2006年第15戦イタリアGP決勝

予選後、アロンソにQ3の上位タイム3つが抹消されるペナルティ。
これで5位スタートから10位スタートへ。
マッサの予選アタックを邪魔したとのことですが、そうは見えませんでした。
残り時間を考えれば、あそこでマッサに譲る余裕はなかったですよ。
それに、アタック中のマッサと変わらないタイムで走ってましたし。
いくらフェラーリの地元だからと言って、そこまでやるか?って感じです。
裁定に釈然としない中、レースはスタート。
2位スタートのシューマッハは、1コーナーでハイドフェルドに交わされるも、すぐに抜き返す。
さすがですね。
そして、シューマッハはトップを走るライコネンから離れずに追走。
ライコネンが早めにピットインした後、いつものようにスパート。
ピットインしてコースに復帰した時にはトップに立ってました。
コースで追い越しが見られないのは残念ですが、フェラーリ(シューマッハ)のレース戦略は素晴らしいです。
その後はトップの座を脅かされることもなく、そのままチェッカー。
フェラーリの地元で通算90勝目。
不滅の大記録ですね。
レース後は、いつも以上にスタッフと勝利の喜びを分かち合っていたように思えました。
気になったのは、表彰式でのライコネンへの耳打ちシーン。
「来年は任せた」とでも言ったのでしょうか?
そして始まった記者会見。
覚悟はしていましたが、シューマッハの口からついに引退の二文字が発せられました。
これだけ偉大なドライバーが決断したことですし、それを尊重したいと思います。
今年はチャンピオン争いをしていますし、チャンピオンになる可能性も高いと思います。
でも、来年以降もチャンピオンになれるかどうか?と言われれば、難しいでしょう。
ミスが目立つようになってきましたしね。
もちろん、レースに何回か優勝は出来ると思いますよ。
現役を続行すれば、100勝も夢じゃないでしょう。
でも、チャンピオンになれなければ、優勝も意味が無いです。
特にシューマッハレベルではね。
残り3戦、その走りを目に焼き付けたいと思います。
チャンピオンを争うアロンソは、無念のリタイア。
10位スタートから5位に上がって、最後のピットインで3位に上がった時はサスガと思いましたけどね。
まさか、エンジンが壊れるとは思いませんでした。
シューマッハが優勝して、アロンソがリタイアしたことによって、一気に10ポイントも縮まりました。
これで、次戦の中国GPでチャンピオンが決定することはなくなり、それは日本GP以降へ。
日本GPが楽しみになってきました。
その他、今回のレースで特筆すべきは、3位のクピカでしょう。
わずか3戦目での表彰台は、シューマッハも上回る早さ!!
レースでもマッサを押さえ切りました。
将来が楽しみです。
我らが佐藤琢磨は16位。
一番のライバルであるミッドランドのアルバースの前でフィニッシュできたのは良かったですね。
このまま鈴鹿に向けて調子を上げていきましょう!!
次は山本左近とW完走だ!!

[F1] 2006年第15戦イタリアGP予選

Q3で波乱が待ってました。
アロンソの右リヤタイヤがバースト。
マシンも一部損傷した模様。
それでも、5位のタイムを出すのは、さすがです。
ポールポジションはキミ・ライコネン。
シーズン序盤からこの速さを発揮していれば、チャンピオンシップも違った展開になったでしょう。
2位はミハエル・シューマッハ。
1位とはわずか1000分の2秒差。
差はわずかでも、偶数列スタートになったのは痛い。
決勝のスタートで、順位をキープすることが出来るでしょうか?
我らが佐藤琢磨は21位。
ぜいたくは言いません。
完走して下さい。
レースとは関係無いですが、注目を浴びているのがシューマッハの去就。
決勝後に発表されるとのことですが、果たして。
個人的には現役を続行して欲しいです。

[F1] 2006年第14戦トルコGP決勝

漁夫の利と言ったところでしょうか。
トルコGPはフェリペ・マッサがポールトゥウイン。
初ポールに引き続き、初優勝。
おめでとう。
チャンピオンシップを争う2人が熱い2位争いをしていたので、楽に逃げられましたね。
2人の順位が逆だったら、優勝はありませんでした。
マッサにとってはラッキーでした。
逆にアンラッキーだったのがシューマッハ。
そもそも、予選でミスしたのがつまづきの始まり。
スタートで何とかルノー勢を押さえ込んだところまでは良かった。
その後、マッサやアロンソがピットインした時にタイムを稼ぐ作戦だったのですが…。
ピットインのタイミングに合わせてセーフティカーが導入される不運。
シューマッハもピットインせざるを得なくなり、考えていた作戦がパー。
それでも、第2スティントで頑張れば良かったのですが…。
思ったほど燃料を積んでなくて、アロンソの前には出られず。
結果、最後の十数周は熱い戦いを見ることが出来ましたけど…。
抜けるサーキットでシューマッハの方が速いのは明らかなのに、それでも抜けない。
10点取れるハズだったのに6点で終わって、6点で終わるハズだったアロンソが8点取りました。
残り4戦で12ポイント。
チャンピオンシップはちょっと厳しくなりましたねぇ。
次戦のモンツァは1-2フィニッシュが絶対条件です。
もちろん、シューマッハが優勝です。
我らが佐藤琢磨は、スタート直後の混乱で接触。
修理して走り出し、最後まで走ったものの、周回数が足りずに完走扱いにはならず。
ただ、集めたデータは無駄にはならないハズ。
次戦以降に期待しましょう。

[F1] 2006年第14戦トルコGP予選

Q2でシューマッハが他車を1秒以上ちぎったときは、シューマッハがポールかと思いました。
でも、シューマッハは、Q3でたくさん燃料を積んでいたようです。
車が重くなったせいかコーナーで曲がりきれず、アタックを1回フイにするミスも。
それでも2位に入るのはさすがです。
ポールポジションはフェリペ・マッサ。
キャリア初。
おめでとう。
ただ、いつもと違う人がポールだと、燃料が軽いのではないか?と疑いたくなります。
実際、Q2よりQ3の方がタイムが速いですし。
シューマッハとドライバーズ・チャンピオンシップを争うアロンソが3位。
マシンの速さではフェラーリに逆転された感がありますが、他のマシンよりはまだまだ速いです。
決勝でも安定した走りを見せるのでしょうか?
スーパーアグリは、新型のSA06-Bを投入するも、タイムが伸びず。
決勝では、完走目指して頑張って欲しいですね。
そして、日本グランプリまでにはマシンを仕上げて欲しい。

[F1] 2006年第13戦ハンガリーGP決勝

予選以上の大波乱が待っていました。
真夏のカンカン照りの中で開催されると思いきや、ウェットレース。
この時点でレース展開は全く読めません。
ペナルティで10番手以降に沈んだハズのアロンソとシューマッハの方が自由にガソリンを積める分有利?
その2台は、スタートで大きくジャンプアップ。
雨ではドライバーの技量の差が出ますからね。
マシンが速いだけではないです。
その後はミシュランタイヤの速さが目立ちました。
アロンソがアウトからシューマッハを交わしていくシーンにはビックリ!!
更にシューマッハを周回遅れに!!
もうアロンソの圧勝かと思いましたが、マシントラブルでリタイア。
アロンソがリタイアして、シューマッハは楽になりました。
でも、タイヤ交換をしないギャンブルは失敗でした。
2位どころか、チェッカーまで車が持たなくて3位にもなれず。
仕方が無かったのかなぁ?
波乱のレースを優勝したのは14番手スタートのジェンソン・バトンでした。
エンジン交換をして、燃料を多く積んだのが、結果的に良かったですね。
バトンは114戦目の初優勝。
おめでとう。
いつ優勝してもおかしくない実力のドライバーでしたが、今季中に優勝するとは思いませんでした。
次戦以降は一皮向けた走りが見られそうです。
スーパーアグリの佐藤琢磨も完走。
琢磨も、いつかは表彰台の頂点へ…。

[F1] 2006年第13戦ハンガリーGP予選

フリー走行から大波乱。
チャンピオンシップ争いをしているアロンソとシューマッハの2人が予選タイムに2秒加算されるペナルティ。
1/1000秒を争う世界なのに2秒は大きいですね。
2台とも、1回目の予選は通過したものの、2回目であえなく敗退。
シューマッハなんて、コースレコードを出したのに敗退です。
ポールポジションは2戦連続でキミ・ライコネン。
マシンの戦闘力で言えばマッサかと思いましたが、ミスが痛かった。
その辺はまだまだ若いですね。
佐藤琢磨は20位。
ミッドランドのアルバースより上です。
16位とも1秒以内。
今季中に2回目の予選へと進めるでしょうか?
いや、是非日本グランプリまでに進めるようになっていて欲しい!!

[F1] 2006年第12戦ドイツGP決勝

フェラーリ&シューマッハの完勝でした。
燃料が軽かったライコネンは早々にピットイン。
後はフェラーリ2台の独走態勢。
後半はクルージングしていて、周回遅れのラルフに前に行かせるほど。
フェラーリ完全復活です。
シューマッハに自力優勝の可能性も復活して、チャンピオンシップが面白くなってきました。
ライコネンは3位。
コース上でウェバーとバトンを抜いたのですから、フェラーリ以外とは十分に戦える速さがあります。
今季終了までに何勝か出来ますでしょうか?
アロンソは5位。
やっぱり「マス・ダンパー」禁止の影響?
コースアウトしそうになる危ういシーンもありましたが、ポイントを獲得したのはさすがです。
スーパーアグリの2台はリタイア。
佐藤琢磨はスタートでジャンプアップして、ちょっと期待したのですが…。
最後はマシントラブルでリタイアでした。
日本グランプリまでには、完走できる信頼性を確保してもらいたいです。

[F1] 2006年第12戦ドイツGP予選

キミ・ライコネンが久々のポールポジション!!
でも、2回目より速い3回目のタイムって…。
2回目で失敗したのか、3回目の燃料がよっぽど少ないのか…。
決勝でも台風の目になりそうです。
フェラーリはフロントロー独占こそならなかったものの、順当に2-3番手。
とりあえず、アロンソに前に行かれなければ良い訳で、そういう意味では合格点。
シューマッハとしてはレースでライコネンを抜き、アロンソとの間にたくさんのマシンが入れば最高です。
マッサは、今度こそアロンソの前でフィニッシュ出来ますでしょうか?
アロンソは最悪の7番手スタート。
「マス・ダンパー」と呼ばれるバランス・システムが禁止された影響が大きかった?
中盤はごちゃつくだけに、スタート直後は要注意です。
我らが佐藤琢磨は19番手。
2回目には進めなかったものの、ミッドランドとは対等に戦える速さを得ました。
進化も望めるだけに、今後が楽しみです。
今日の決勝も、まずは完走目指して頑張って欲しい!!